私は事業会社で経理の職に就きながら、税理士試験に挑戦していました。3科目合格した時点で仕事と育児に忙しい日々を過ごしており、これまでのように受験勉強に時間を割くのが難しいかもしれないと感じていました。また、それまで税法はもちろんのこと法律全般を体系的に学んだことがなく、このまま税理士になって実務に向き合えるのか?ということも不安に感じていました。そこで、大学院に進学して税法・法律を学びつつ論文執筆を経て税理士資格取得を目指すことにしました。LEC会計大学院は税法・法律だけでなく、会計制度・管理会計・職業倫理・ファイナンス等、会計のプロフェッショナルにとって必要な知識を幅広くカバーする科目を履修できることが魅力でした。入学し学習を進めるにつれ、様々な知識が身についているのを実感しています。入学後、内部監査部門に異動になりましたが、ちょうどその直前に職業倫理を履修でき、監査人としての心構えや行動について学ぶことができました。最新の会計制度を学んだことも、内部監査の実務に役立っています。LEC会計大学院での学びは、すべて実務に直結していると思います。
私は関東圏在住なので、自宅の比較的近くに大学院がいくつかあります。しかし、土日通学して、しかも2年間続けて学習を続けるのは時間的・精神的・経済的に負担になるでしょう。オンライン履修では、自宅に居ながらリアルタイムでの講義を受けることができ、大変効率よく学習できています。全国各地・海外にいらっしゃる皆さんと学友になれたことも、オンライン履修のメリットだと思っています。また授業だけでなく、入試もオンラインのみで完結できるのは驚きでした。オンライン履修は、先生方と学生・大学院と学生のコミュニケーションがスムーズでなければ成り立たないと思いますが、LEC会計大学院ではGmail・GoogleClassroom等が有効に活用されており、入学〜ガイダンス〜履修科目選択〜科目確定〜スケジュール・ZoomURL登録〜授業資料の共有〜授業〜授業動画の共有、と、全てがオンラインでストレスなく完結しました。オンライン履修の体制は素晴らしいと思います。
1:租税法
大学院に進学した目的のひとつ「税法を体系的に学びたい」という思いの入り口になった科目です。税法の歴史から周辺の法体系との関係は非常に奥が深く、課税当局で活躍されていた先生のお話はとても新鮮でした。租税裁判の事例研究では、判決文の読解の難しさ、さらに税法の解釈の難しさを学ぶことができました。税理士試験の受験勉強だけでは身につかなかった知識を得ることができました。
2:法人税法・所得税法・消費税法
税法の各論にあたる各科目は学習範囲が広く、大変苦労しました。しかし、書籍等だけではなかなかキャッチアップできない最新の動向等も先生方にご紹介いただき、大変参考になりました。
3:ファイナンス論
企業のファイナンスに関する講義なので、もちろん実務でも役立っていますが、学んだ知識を私個人の株式投資判断にも活かしています!
この項は特に、声を大にして言いたいのですが、LEC会計大学院の論文指導体制は「素晴らしい」の一言です。まず、入学してすぐに「論文のテーマを決める」ことと「アカデミックな文章の書き方を学ぶ」ことに取り組むことになります。論文を執筆するにあたって非常に重要な「何を書くか」「どのように書くか」を一番初めに、かつ非常に丁寧に指導いただけたので、現在も自信をもって論文執筆が続けられているのだと思っています。また、学期毎にマイルストーンが設定されていて「近い場所に目標がある」ので、モチベーションを保って執筆できています。
執筆に入れば、書き進めたファイルを毎週の研究指導前に提出します。これが適度なプレッシャーとなり、良いペースメーカーとして私には作用しています。研究指導では、指導の結果自分の書いた文章が「美しくなり」「厚みを増していく」のを目の当たりにしつつ、苦労しながらも楽しみつつ執筆を続けています。
社会人として活動していれば、時間的制約がどうしても生じることもあるかと思います。LEC会計大学院のカリキュラム・指導体制は忙しい社会人の皆さんでも学習できるよう整えられています。論文執筆・レポート提出等大変な時期はありますが、受験勉強だけでは身につかなかった幅広い知識・実務に即効性のある知識が身につきます。
LEC会計大学院、お勧めです!